CONCEPT | SAKE-JAPAN

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香味をくだものに例えて、
日本酒をもっと楽しく、わかりやすく。

  • 日本酒の香味の表現に、「フルーティー」という言葉がよく使われます。
    辞書によると、フルーティーとは、「果物の風味があるさま。
    また、甘ったるいさま。」のことを言うようです。

    似たような言葉に、ワインのテイスティングコメントで、「果実味」という言葉があります。

    これは、「果実のような味」という意味ではなく、そもそもワインは葡萄から出来ていますので、コクや渋み、酸味や香りの豊かさなど、つまりは「葡萄本来の香味がしっかりと表現された」味わいのことを表現しているようです。

  • 高級ワインに、「果実味がしっかりとした」という表現は褒め言葉ですが、「フルーティーな味わい」というと、どこか安っぽさを感じないでしょうか。

    つまり、フルーティーとは、『シンプルかつ、具体的なフルーツに例えられるようなはっきりとした香味がある。』ときに使う表現。

    その裏には、「明るさ」や「親しみやすさ」、「わかりやすさ」の意味が含まれています。
    それは細かな表現をまとめて、「一般の方に馴染みのある言葉にしよう」という工夫から生まれた表現なのでしょう。

さて、話を日本酒に戻しましょう。
日本酒の原料は、「お米」です。
お米そのものにフルーティーな香りはありません。
しかし、なぜ日本酒になるとくだもののような香りがするのでしょう。
そんな日本酒の神秘を、くだもののラベルを使ってわかりやすく表現したお酒たちです。
そんな思いから、「くだもの」シリーズは誕生しました。